病院、クリニックの管理職の方々対象のセミナーでは管理職とスタッフとのコミュニ・ケーション
もしくはスタッフ間同士のことに頭を悩ませている様子を伺うことがあります。
それぞれ良い性格の方なのに一緒に仕事をしていくと悪い(欠点)の方が気になりだし、
どうにもぎくしゃくしてしまうということは医療関係の方に限らずよくあることです。
「病院は違う性格の人間が何人か集まっている集合体である」ということを
認識していただくために「交流分析」をつかってコミュニケーションを良くするヒントを
ご提案したいと思います。
自分の長所、短所は常に表裏一体です。もちろんあなたが苦手なあの方も。
さあ、あなたはどの分野が強い性質として出ていますか?
父性型
長所:ポリシーが強く、ご白身の理念がある、正義感、賢任感強い
短所:威圧的な面がある、自分にも厳しいが、他人にも蕨しい
母性(愛情)型
畏所:優しく、愛情深い。面倒見の良い、相手の良い点を綴める
短所:過保護になりやすい、過干渉なところがある
大人(知性)型
長所:知的、計画的、博報やデータを多く持つ、TPOに合わせる
短所:合理的で冷たく見えることがある、表情が出にくい
自由な子供型
長所:自由で明るく、天真燗漫、積極的で自分を肯定する力がある
短所:子供っぽい、沢山のことを一度に出来ない、自分なりの価値判断
順応する子供
長所:協調性があり、素直、まじめである。和を尊ぷ、人の話を聞く
短所:自分ひとりではやらない、自己否定が強い、消極的、ストレスが多い
以上、簡単に5つの分野分けをしてみました。
さて、この5人が忘年会に行くとしたらこのような状況が予測されます。
●父性の強い方… 今日は無礼講だ!と言っていたのに、仕事に対して「〜すべきだ」
などと強い主張をしてしまい、威圧感がある。
●母性の強い方… みんなのお酒がなくなっていないか、おつまみは足りているか常に
回りに気を配る。お酒も皆に注いでいる
●大人の方… 合理的なため、この会が自分にとって利益があるかないかで出欠を決め
ている。又、○○という店の方が良かったんじゃないかというデータも頭をよぎる (ただ
し、酔ってくると大人の部分は消えて、父性か、子供に移行します)
●自由な子供の方… 楽しく宴会を盛り上げてくれる方、自分自身も楽しい
●順応する子供の方… 今日忘年会に来る日程はもともと無理をして皆に合わせている
ことも多い。皆がビールなら私もビールでいいですと周りに合わせる。
これからの季節にありがちなシチュエーションを想定してみましたが、エゴグラムを作成して
いただくとこの中のどの分野が高く、どの分野鯛低いかで患者様に対する対応や、
スタッフ間の対応の癖が分かってきます。ここで大事なのはどの分野が高いから良い
とか悪いということではなく、それぞれが全く違う形のグラフが出来上がるということなのですが
人間それぞれが違う価値観を持ち癖があるということなのです。
病院といえども、そういうエゴをそれぞれに持った方々の集合体であるということを皆が認識するとい
うことです。
ですが一方で、基本的な人間の心理というものがあります。違う人間であっても優越感、
独占したい気持ち、快く迎えられたい気持ち、損をしたくない気持ち、まねをしたい気持ちなど
どのタイプの方でも根底に持っている心理であり、一緒に仕事をしていく上ではこれも大事な
相手への心遣いとして覚えておきたいものです。従って、基本的なマナーを持って接していくと
スタッフ間でも大変良いコミュニケーションが取れていくと思います。
例えば患者様にだけではなくスタッフ間でも「ありがとう」などの声がけをする。
これは誰にとっても気持ちのいいものであり簡単に実行が出来ることですが
やって当たり前という気持ちが少しでもあると言葉にしにくい言葉へと変化してしまいます。
又、「○○さん、さっきの患者様への対応とても良かったね」などリーダーの方がスタッフを褒めると
大きな励みとなるでしょう。
それぞれに人は短所を持ち合わせているのが普通です。補い合おうという気持ちでチームとしての
医療を考えることが大事です。医療に従事なさる方は人の役に立ちたい、社会に貢献したいなど
もともと温かい「心」のある方が多く、これはいろいろな病院を視察、研修させていただいていも
思う素晴らしい事です。
この「心」を充分に患者様へと向くためにはスタッフ間でも「心」と「頭」
を使ってコミュニケーションをとうていくこと。これが大事なのではないかと思うのです。
皆さんも楽しく自己分析をして、コミュニケーション上手になってくださいね。
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